Domaine CANET VALETTE

ドメーヌ・カネ・ヴァレット
酒姫のために

すでに南仏、特にAOCサン・シニャンでは最も成功している造り手として国内外で有名。現在このドメーヌでワイン造りに従事するマルク・ヴァレット氏は、父親の代からずっと生産者組合に売っていた自社畑のぶどうを、1992年から自分たちの手で醸造し始めました。試行錯誤の努力を続けてより高い品質を目指し様々な模索を続けていましたが、1999年からビオディナミへ移行しました。通例、ビオディナミは畑を整えるために4年、生産物に結果が出るために6~7年かかるといわれているため、移行への決心は並々ならぬものがあり、結果を生むためにも多大な労力が要されました。サンソーの畑には紅さんご、グルナッシュ畑にはトルマリン(電磁波を調整する)、ムールヴェードル畑にはラピスラズリ(天と大地をつなぎ合わせテロワールの自然治癒を促す)、さらに畑全体に銀を極粉末にして散布しています。剪定はコルドン・ロワイヤル、南仏では極一般的な方法です 。

ドメーヌ裏から畑へ続く斜面を利用して醸造所が造られており、グラヴィティ・フロー全て自然の重力のみで、ブドウ果→プレス→ブドウ液→ステンレスタンク→樽熟成セラーと階が下がっていくごとに順調に肯定がすすんでいきます。パーセルごとのステンレス発酵を行うため、タンクの数はかなり多くあります。その他の主要キュベはすべて樽熟(220L)で2~3年、瓶詰め前に大樽に移しながらブレンドを施します。サン・シニアンは、ベジエ市の北西に広がる約3,000 haのアペラシオン。もともとはフォジェールとともにAOCコトー・デュ・ラングドックの一部とみなされていましたが、1982年から両者とも正式に独立したアペラシオンとなりました。AOCサン・シニアンについては、1998年よりグルナッシュ、ラドネ・ペリュ、シラー、ムールヴェードルの4セパージュのトータルが60%以上占めなくてはならない、未だ知名度の低いアペラシオンながら、非常に質の高いワイン造りが今後期待できる地域なのです。

“ユンヌ・エ・ミル・ニュイ”はグルナッシュ、カリニャン、シラー、ムルヴェードル、サンソーのブレンド。土壌は粘土質を含む石灰質土壌。収穫率は平均30Hl/Haとかなりラングドック地区の中では低収量です。

“ル・ヴァン・マガニ”は2002年からはシラー40%、グルナッシュ40%、さらにおよそ20%のムールヴェードルが加わっている。ビオディナミに移行するころから、ムールヴェードルを重要視するようになってきました。収穫率は18~22Hl/Haでフィルター処理は一切しません。

「このワインはまるで芸術家のようだ。他には無いほどの深さ、濃さを、なんという美しさで表現しているのだろう。」2005年版クラスモンではこのような高評価しています。“ユンヌ・エ・ミル・ニュイ“千夜一夜”、含みのある良い名前ですね。
毎晩愉しみたい素晴らしいバランスのワインです。。

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