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ワイン栓、クロージャの選択

ワイン栓、クロージャの選択

グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、ヴィラージュも全てスクリューキャップ!?
~世界初?ヴィノラムとバンジャマン・ルルーの挑戦~

世界のワイン業界で、最も関心を集めている話題の一つが、ワイン栓の選択肢です。
天然コルク系か、合成コルクか、スクリューキャップにするか・・

問題の根拠は、3-8%も発生するコルク臭(いわゆるブショネ)と呼ばれる異臭で、「テロワールよりワイン栓の方が重要」とまで言われ、酸化還元問題も加味され、市場は大いに混乱しています。

1.天然コルク系
 最高グレードの「天然コルク」から、「Twin Top」「1+1」「2+2」「コルテック」「圧搾コルク」等。

2.合成コルク
 「押し出し成型コルク」「射出成型コルク」

3.スクリューキャップ
 「ステルヴァン・リュクス」「PPキャップ」等

4.その他
 「Vino Lok(当社採用のVino Sealヴィノ・シール)等

四半世紀以上も従事しているソムリエさんは、「昔の5大シャトーのコルクは8cmはあり、ブショネなんぞはなかった、」と仰います。

ワイン生産量の少なかった時代は、コルク樫の成長よりコルク製造が少なく、上質なものを自由に選べた時代でした。今ではワインの生産量が飛躍的に伸び、最上質のコルクと言えども、5cmもあれば最上級グレード。ともすれば、3cm程度のものもあり、実に危険この上ない。

そのような経緯で、圧搾コルクや合成コルクが生まれたのは、自然の成り行き。品質劣化した天然コルクのリスクは「ブショネ」であり、オフフレーバーとしてのカビ臭は天然コルク栓に起因します。

これは、コルク樫の防虫・防微剤として散布された残留TCPトリクロロフェノールや、塩素漂白時にフェノールが塩素化され発生したTCPを、カビが「TCAトリクロロアニソール」に変換して、ワインの液体に移行するものです。『参考:財団法人 食品分析開発センター』

濡れた雑巾に雑菌が繁殖して、さらに白濁したお酢を振りかけたような、独特のブショネ臭は、程度の差こそあれ、嗅覚や食欲を大きく減退させてしまう最悪の臭いです。

当然ながら、低価格ワイン程ブショネ発生率は高く、かといって、今では超高級ワインにも発生する始末。一生に一度、清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入した高額ワインにブショネが出たら、残りの人生が終わった気分になり、ワイン好きならば数ヶ月は仕事も手につきません。

かといって、一般的なスクリューキャップではどうにも安っぽい。華奢でいかにも安ワイン風。ましてや、ホテル&レストランのお客様800社ほどと取引してれば尚更、「え~、スクリューキャップ!?」なんて言われるのがオチ。

ただ締めるだけのスクリューキャップではなく、世界でいち早くステルヴァン・リュクスを導入して早や15年、経年変化の検証を重ねながら、更なるステージに進化させています。

その間、カリフォルニアワインにヴィノ・シール(ガラス栓)を試験採用しては失敗の繰り返し。シリコン製のOリング劣化やガラス瓶とガラス栓の膨張率を抑えたヴィノ・シールの第二世代を検証し続けてきました。

ステルヴァン・リュクスにおいては、内ねじ内蔵型ステルヴァン・リュクスの進化に伴い、更に二重ねじを採用。ステルヴァン・リュクス・Plusとして採用を進めています。

【閑話休題】

1.第二世代ヴィノ・シール
ラングドックの名門中の名門である『ローラン・ミケル』に採用。
『アライナ アルバリーニョ / ヴィノ・シール』
『アライナ ラングドック サン・シニアン・ロゼ / ヴィノ・シール』
『アライナ ラングドック サン・シニアン / ヴィノ・シール』
全て、参考小売価格2,500円(税別)
※日本市場用PBワインですので、他のマーケットには流通していません。

2.進化系ステルヴァン・リュクス・Plus
 一昨年より試験採用し、昨年リリースの2015年ヴィンテージ白ワイン全てに本採用。
『バンジャマン・ルルー2015年 白ワイン』
 ブルゴーニュ・ブラン
 オークセイ・デュレス
 サン・ロマン スー・ル・シャトー
 サン・トーバン レ・ミュルジェ・ダン・デ・シアン 1er Cru
 ムルソー
 ムルソー ヴィルイユ
 ムルソー ラ・ピエス・スー・ル・ボワ 1er Cru
 ムルソー ポリュゾ 1er Cru
 ムルソー レ・ジュヌヴリエール 1er Cru
 シャサーニュ・モンラッシェ 
 シャサーニュ・モンラッシェ アベイ・ド・モルジョ 1er Cru
シャサーニュ・モンラッシェ レ・ボーディヌ 1er Cru
シャサーニュ・モンラッシェ レ・ザンバゼ 1er Cru
シャサーニュ・モンラッシェ テット・デュ・クロ 1er Cru
バタール・モンラッシェ グラン・クリュ
コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ
 ※当社輸入ワインのみ。フランス国内やロンドン、ニューヨークで販売されている同ワインは天然コルクのままとなります。

『バンジャマン・ルルー2015年 赤ワイン』
ブルゴーニュ・ルージュ
※サントネイ、サヴィニー・レ・ボーヌ、ポマールのブレンド。世界一贅沢なブルゴーニュ・ルージュ?

白のみとはいえ、グラン・クリュにまで??

著名なソムリエさんやミシュラン・シェフからコンプレが来るかしらと思っていたら、意外に好評。クリーンで本来の果実味が明確に出てくる、とまで高評価を受けています。もちろん、古い(失礼)ソムリエさんからは無視されますが。

まだ3ヴィンテージ目の検証中ですが、今のところ還元臭もなく、ブドウに忠実な液体から醸し出すバンジャマンのワインにはベストマッチかもしれません。

新世代ヴィノ・シールやステルヴァン・リュクス・Plusは実に美しい!
そして、ブショネの心配はほぼ皆無。劣化も抑えられ、これからのソムリエさんはこれらのワインを採用することが最もスマートな時代になります。
(赤ワインと新世代ワイン栓についてはまたの機会に。)
早々

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